スロットの昔話をします。「ニューパル」の頃なので、今から30年近く前ですかね~
今だと知らない台打つ時はネットで調べたり、いろんな攻略本も出てるので毎月買って勉強している人も多いのでは。
でも、私がスロット打ち始めた頃ってそういうの何もなかったんですよね。
もしかしたら密かにあったのかもしれないけど、田舎だったし、スロット打つのにわざわざ学ぶっていう概念がなかった。
今回するのはそれくらい古い話。3号機が4号機に移り変わる頃です。
現代はといえば、5号機を経ていよいよ6号機時代へ。
目押し不要って台がほとんどになって来ました。
(中にはリゼロみたいなメンドクサイ台もありますけど)
まさかこんな時が来るとはね……
ボーナスは勝手に揃うし、昔と比較するとえらくミラクルになりました。
4号機の頃にも、サミーの作った「キングキャメル」なんていう、勝手にリールが動くヘンな台ありましたけど、まあ、あれは特殊。
(興味ある方はサミタで遊べます^^)
大昔のスロットはシンプルでした。
そして、当時の私にとってスロットは、今ほど好きでもなく、数多にある娯楽のひとつだったんです。
スロット昔話「ニューパル」の思い出 ネットも攻略本も無かった頃に
「ニューパル」ことニューパルサーは私が打ち込んだスロット、最初の台です。
今調べると、どうやら山佐初めての4号機だったみたいですね。
ブログのプロフにも書いているように、私の初スロは「スーパープラネット」。
でも、消化がめんどくさくてwww 好きになれませんでした。
うまく伝わるかな、JACゲームがボタン1回押すごとにコインが出るという……
気の短い私にはめんどくささしかなくて面白いと思えなかった。
当時はパチンコの方がメジャーで、魅力もあったし、よく平台を打ってました。
でも、ある理由でニューパルを打つようになったのです。
平台がよく判らない方はこちらも読んでね^^
モーニング拾い
前に書いた昔話でもしたと思うけど、昔のスロットには『モーニング』ってサービスがありまして。
シマの中の何台かにボーナスフラグの立ったものが仕込んである。
それが「ニューパルサー」のシマだったんです。
本来はゆっくり遊んでもらうための店側のサービス。
なのにそれだけを拾いに行って、当てたら即ヤメしてました。
モーニングのことはこちらにも書いてます^^
昔のスロット話、もっと読んでみたい方はこちらもどぞ^^
悪い客でしたよ、しかもクソガキがね。
当時、ホールに女なんてほとんど出入りしてなかった時代だったし。
どう思われてたんだろうと思うとお恥ずかしい限り。
今となっては若さの無駄遣いでしたわwww
最初は普通に打ちに行ってたんだけど、途中でフラグに気付きました。
で、更には1枚がけという技を覚え……
昔は100円でコインが買えたのでw ほんの数枚が数時間で大金に。
どんどん精度高く拾えるようになるうちにモーニングはなくなりました。
1枚でも多く獲得するために
モーニングがなくなっても、ニューパル自体甘い台だったので、その後もよく打ちました。
そのうち、一緒に打ちに行っていた友だちがこんなことを言い出したのです。
「JACゲームに入るのを遅らせることが出来たらもっとコインが取れるんじゃないか」と。
いわゆる「ハズシ」です。
先にも書きましたが、当時、ネットもありませんし攻略誌も出回ってない時代です。
今思うと、あの友だちすごいこと考えたんだよね。
そして、実行してました。
ハズしすぎてたまにパンクもしてましたけどwww
私も真似ようと思ったけど……ムリ。
だって私、当時目押しが一切出来なかったんだもの。
リーチ目が出たら友だちを呼びに行って揃えてもらってたのです。
ハズせるはずもありません。
リーチ目
モーニングに気付いたり、1枚がけしたり、ハズシ考えついたりと研究熱心だった友だち……
まぁ平たく言うと彼氏ですけどね(^^ゞ
とにかく目押しが上手かった。動体視力が良かったんでしょうね。
滑ってくるのを計算に入れて押すとも言ってた。いわゆるスベリですよ。
そんな彼は、リーチ目の研究にも余念がなかったです。
隣から「それ、リーチ目」とよく言われたので、私もリーチ目はなんとなく覚えました。
ある日、細い紙を三本準備して、絵を描いているんです。
それはリールの配列でした。
こんなふうに並んでるの、と衝撃を受けると共に、彼のことをちょっと恐いと思った。
私にとってスロットは遊び。彼はこんなに分析して研究して、どうするつもりなんだろうと。
ビビる私をよそに、彼は三本の紙を輪っかにして、当時吸ってたセブンスターの箱に通しました。
それを動かして「リーチ目」の概念を示したんです。
今思うと本当にすごいんです。
何回も書くけど、ネットも攻略本もない時代なんですよ。
スロットで生計を立てるということ
でも、当時の私はそれなりに将来のことを考えていたし、スロットで生計を立て始めた彼と上手くいかなくなるのは時間の問題でした。
スロットは遊ぶもの。研究するもんじゃないし、ましてや生計を立てるなんてありえない。
当時の私はかたくなにそう考えていたんです。
でも、そのことを上手く伝えられないまま、次第に二人の間に距離が出来ていくのが判りました。
今思うと、彼は彼で思うところがあったのでしょう。
ある時こんなことを言ったんです。
「俺と出会わんかったら普通に結婚してたんやろな、その方が良かったかもな」
(私は関西の出身ですw)
なんの話をしてたか忘れたけど、けっこう唐突だったと思う。
それは私の気持ちを察しての彼なりの「ごめん」だったんだろうと今なら思うんだけど。
当時はこう聞こえたんです。おまえとはない、って。
なにそれ、って笑って流したけど、ギリギリでつながってたものが切れた瞬間でした。
どちらから別れようと言ったわけでもないけど、私たちは静かに離れました。
このまま一緒に同じ道を歩いて行けるようには思えなかったし、自然な流れでした。
でも、道はもともとひとつじゃなかったのかも。
たまたま並走してただけならば、前に障害物があれば分かれて進むしかないですよね。
もうスロットは打たない……?
スロット話でなくて恋愛話か? と言うなかれ。
一度は好きじゃないと思ったスロットを何故打つようになったか、って話だし。
でもね、私はそもそも、ギャンブルとしてのスロットは好きではなかったんです。
あくまで当時の彼との遊びのひとつだったんですね。だからひとりで行くとかなかったし。
実際、別れてからはスロットを打つことはありませんでした。
ところが……
その後、私は実家を離れてひとり暮らしを始めたんです。
で、新しい街にも慣れ始めたある日、買い物帰りにふと、ホールが目に入ったんですね。
あの台、まだあるのかな、って、つい入店しました。
ありましたよ、思い出の「ニューパル」が。
つい懐かしくて打ったものの、私、目押し出来ないんだった。
リーチ目ガンガン出てるのに追い金です。
打つんじゃなかった……
その時、筐体のアクリル板に後ろを通る人の影が映って、どきりとした。
振り返ってももちろん、知らない人が通りすがっただけです。
でも、後ろから目押ししてくれた彼の気配を思い出しました。
彼氏と別れる時は、長すぎたせいか未練とか全然なくて、泣けもしなかった。
でもこの時に、もう、揃えに飛んで来てくれる人はいなくなっちゃったんだなーって。
初めて実感して、泣きそうになった。
さすがに我慢しましたけど。
その時は結局隣の人が揃えてくれましてw(ちゃっかり)
消化したら脱兎の如く帰りました。
目押しも出来ないくせに何やってんだか。
こんな調子だったので、これではだめだ、と決心するのはこれよりもっとずっとあとのことです。
逃げ帰った時は、もうスロットを打つことはあるまいと思っていましたね……
(  ̄- ̄)トオイメ
すぐ、この続きってわけではないですが、私が目押しに奮闘した話はこちらにちょっと書いてます。
最後に
以上、「ニューパル」の思い出話でした。
懐かしいけど古すぎて、だいぶ忘れてたわwww
スロット打つ女性ってほぼほぼ入りクチは彼氏じゃないですか?
今は違うのかな~ 昔と違って女性スロッターも多いし、そうとも限らないのか。
でも、ひとりで打ってる若い女の子見かけると、昔の自分を重ねて見ちゃって
「こんなとこ来てないでもっと他のことしなよ」
なんて思うこともありますwww
自分のこと棚に上げて、大人っていやね(;^ω^)
あと、カップルで打ってる子たちとかね。
スロットは確かに面白いし、特に今のスロットは探求すればするほど深いけども。
若い2人はもっと他に時間の過ごし方があるはずなので、どうかほどほどに。
老婆心でそんなことも思ったりします。大きなお世話だなw
私がスロットに覚醒する話はまたそのうち書くこともあるかもしれません。
あんなに毛嫌ってたにも近いスロットなのに、なんの因果でこんなことになったのか。
( ´゚д゚)(゚д゚` )ネー
気付けばスロット人生ですよ。
悔いてはないけど、他の人生ももしかしてあったのかな、なんて。
今日も書きながら、久しぶりにちょっとだけそう思いました。
でも、スロットを打ってなかったらこのブログもないわけで。
人生って不思議なものですね(by ひばり)って事で締めたいと思います。
思い出話に最後までお付き合い、ありがとうございました。
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